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エッセー

妖怪馬鹿 京極夏彦 多田克巳 村上健司:新潮OH!文庫:695円

 こういうだらだらとした本をだすのがいいかは別として、売れるためなら何でもやる新潮社の姿勢に脱帽。
 内容は、水木しげる原理論者の三人が、妖怪についてだべるという、暇つぶしには最適な本書。カタログ的でさらに進むためには、本格書をそれぞれ読めという暗黙のメッセージを発しているところが良い。まあ良く読むと 、怪獣博士で物足りないヒトが妖怪馬鹿になるのだなあとわかる。京極夏彦による、パロディー模写漫画が絶品。これだけでも読む価値がある。ちなみに、水木しげる、いしいひさいち、楳図かずお、高橋留美子、永井豪、赤塚不二夫、藤子A不二雄、川崎のぼる、諸星大二郎、田川水泡、しりあがり寿、吉田戦車、つげ義春、喜国雅彦、松本零士、石森章太郎、さいとうたかお、みうらじゅん、手塚治虫、山上たつひこ、鳥山明、角田じろう、東洲斎写楽。
 
 
 
 
 



突破者流・勝ち残りの鉄則 宮崎学:ダイヤモンド社:1500円   

 宮崎学はたくさん書きすぎて、読み終わったら忘れてしまうものも多いけど、作者自身が金のためとそうでないものを分けているので読者としても心構えができる。 わたしは彼を梶山季之、藤原審爾、竹中労の系列に置きたい。実践的文学ルポルタージュとでも呼ぼうか。前者三人もほとんどいまは忘れられているし、本も手に入りにくい。わたしは彼らを忘れてはならないと考える。いずれも汎的視点を持つ人たちだった。
 本書は、雑誌に書かれた反語的ビジネス提言であり、本文はいままで言っていることの繰り返し部分が多い。ただし最後にある佐高信氏との対談は示唆に富んでいて、いまの状態を計り知るに良いガイドになる。この国は一部のエスタブリッシュメントの、利益保持のために存在しているという指摘が刺激的だ。
 
 
 
 
 
 


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