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エッセー

つるつるの壷
町田康:講談社:\1,400
 ついに芥川賞を取ってしまった町田康のエッセー集。このごろ主張だけで芸のないエッセーの書き手が多い中、過度ともいえるサービス、自虐的なまでの諧謔精神。平成の戯作者と呼んでも良いだろう。筒井康隆がつまんなくなったいま、坂口安吾のヒロポン打ちながら書いたエッセーが滅茶苦茶な文体ながら滅茶苦茶おもしろいのと同じく、酔わせてくれるおとこである。内容は重複しているのがあるのが難。



最良の日、最悪の日 
小林信彦:文藝春秋:¥1,429
 週刊文春に連載されているコラム。相変わらずの怒りに満ち溢れた正当な随筆の価値ここにありという感じだ。昔から言っている「サマータイム導入反対」から、TBSラジオ「アクセス」(月〜金22:00-23:45)の面白さをいち早くピックアップ。など、縦横無尽に斬っています。やっぱこのヒトの小説はともかく評論・コラムは一流です。